IGTに愛着のあるコールマンツーバーナーを取り付け
前回のIGTの選び方に続き、私のIGTの使い方について書いてみる。
あくまでも私の使い方なので、参考にするというより楽しさを共感していだだければ幸いです。
私はスノーピーカーになる前から元々持っていたコールマンツーバーナーとは20年ほどの付き合いでどうしても愛着があり手放せなかった。
そして愛着のあるツーバーナーを傷つける事なくIGTに何とか取り付けられないか考えた。
IGTはキャンプでのシステムキッチンとして拡張性が高く、好みの使い勝手にカスタムできるところが素晴らしく何とかしたかった。
遊び屋工房さんに頼めば市販品で外観をスワップするケースを売っているが、それでは20年間を共にしたギアに申し訳けないと考えた。
正直なところ遊び屋工房さんの商品は素晴らしいと思っているが愛着の方が優っていた。
そこで、何とかポン付けしてみる事を考えた。
こういう楽しみが得られるのもIGTの良さだ。
まずは参考となる先駆者がいないかネットで検索。
確かにIGTに取り付けている強者がヒットした。
蓋を兼ねた風防の部分も取り外しできる事も同時に確認した。
ネットの情報を参考にしながらも自分流に考えてホームセンターに何度も向かった。
まず、コールマンツーバーナーはIGTフレームの枠よりも大きい。上から搭載しても乗っかるだけで見栄えは良くない。
下から取り付けてIGTにぶら下げるしかないと結論に至った。
ホームセンターでまず探したのはフレームにぶら下げるパーツで自分で加工できるもの。
ホームセンターはカットこそしてくれるものの細かな加工は自分でやるしかない。
当然素材はステンレスでは加工が難しいので、加工しやすいアルミを選ぶ。
素材的には強度が低いので、それを補うような形か、曲がりにくい縦方向で利用するか考えた。
私の行き着いたのはアルミの角材。
これは後に天板にするシナベニアの厚みとの関係で結論に至った。
そしてアルミの角材を買ってIGTサイズに加工した。
角材は1センチ幅と2センチ幅の角材。
加工はこんな感じ
これでIGTに吊り下げる準備が整った。
この後、また悩む事になる。
ツーバーナーを加工せずにどこを利用しようか、そして何を使ってどのように吊り下げるか。
ツーバーナーには空気孔が何個か空いている。
これを上手く利用しない手はない。
そしてホームセンターで素材を物色した。
行き着いたのはステンレス製でメッシュのような穴がたくさん空いたステンレス板だった。
これなら穴あけ加工せずに柔軟にツーバーナーを抑え込める。
また、偶然にもぴったりサイズに出くわした。
これしかない!
それと、コールマンの穴とを繋げるボルトと大きな通気孔を塞げるワッシャー。
さらに現地で工具無しで容易に取り付けできる事を考慮して蝶ナットを利用する事にした。
これでバッチリ行けると確信が持てた。
自宅ですぐに加工してみた。
そして思惑通りにIGTにぶら下げる事に成功した。
ここで問題が出てきた。
コールマンツーバーナーはIGTの2ユニットを超える大きさで2.25ユニットを占領した。
こうなると、余った0.75ユニットをどう埋めるか。
当時はクォーターユニットのステンボックスがなかったから、何かで埋めなければいけない。
またDIYするしかない。
クォーターユニットの天板加工。
ここもせっかくDIYするのだから、パイルドライバーが通せる穴の加工と、天板同士が重なった時に持ち上げやすいように一部表面を湾曲するような加工を入れた。
合わせてせっかく吊り下げている2.25ユニットのツーバーナーを使わない時に天板があればテーブルとしても有効活用できるのではないかと夢が膨らむ。
天板の件は今回の構想の初めからから考えていて、候補としてシナベニアを想定していた。
だが厚み8ミリではGTのユニットの落ち込みツライチにならない。
次のサイズとなると1.2ミリだった。
そこでアルミ角材の厚さ2ミリでちょうどツライチになると考えていたからだ。
シナベニアで3ユニット以上の幅があるものを購入し、ツーバーナーに被せる天板と、先に書いたクォーターユニット分の天板を作成した。
ここで欲が膨らみもう一工夫したい。
ツーバーナーの利用直後にでも天板を被せられたらすぐにテーブルとして使えるはずと考えて0.5ミリ厚のステンレス板をシナベニアに貼り付ける事にした。
さらにボンドではなくねじ込みたい。
こんな理由で作ったのがこちら。
こちらがおもて面、当然ニス加工済み
こっちはステンレスを貼った裏側で、
しっかりビス留め
思いのほか上手くいき、実際にフィールドで使ってみると色々と思うことが出てきた。
まずはIGTを830脚で利用した際の下のスペースの有効活用がないか。
そうだ、IGT周辺で水を使いたい。
そこで下部のスペースにポリタンクが置ければ便利だ。下に台を置く事も考えたがスッキリさせたい。
そこでメッシュ状のステン板の穴にフックを付けて追加調達したシナベニア加工して、それをロープで吊るす事でポリタンク置き場を作った。
利便性と低重心で安定度が増した。
さらにまだまだ追求は続く。
天板を外した時の置き場に困り有効活用がないかを考えていた。
そんな時、いつも近くに置いているスノーピークのネットラックの天板としてピッタリサイズな事に気がついた。
ただ置くだけでは落ちやすい。
簡易的に止める方法がないか。
この時、ステン板を天板裏に貼った事で加工がしにくい事に気がつく。
加工せず、接点の相性がいいものを考えた結果が吸盤だった。
ネットラックに吸盤を取り付けるにはネットラックの上に出ているバーを利用するしかない。
ここで閃いたのは昔やってた熱帯魚でサーモスタットを水槽の壁面に貼り付けていた、輪っか付きの吸盤だった。
熱帯魚屋さんに行くと思い通りのサイズを手に入れる事が出来た。
これでネットラックの天板としても有効活用できた
最後に困ったのはIGTの下に水場ができたが、ステンのメッシュ板が薄いため使っていると手を切りそうにぶつかる事があった。
ここは厚みを付けて回避する方法をとるため余ったシナベニアを利用してバーを取り付けた。
自分では納得する完成だった。
DIYしてからフィールドで使ってみて、思いついたことをまたDIYで対応し、納得するまでに色々な道のりがあったが本当に楽しかった。
ツーバーナーへの愛着と便利なIGTの融合を考えたところから始まったが、こんな楽しみも与えてくれるのがIGTのいいところ。
今でも便利に活躍してくれている。
あくまでも私の使い方なので、参考にするというより楽しさを共感していだだければ幸いです。
私はスノーピーカーになる前から元々持っていたコールマンツーバーナーとは20年ほどの付き合いでどうしても愛着があり手放せなかった。
そして愛着のあるツーバーナーを傷つける事なくIGTに何とか取り付けられないか考えた。
IGTはキャンプでのシステムキッチンとして拡張性が高く、好みの使い勝手にカスタムできるところが素晴らしく何とかしたかった。
遊び屋工房さんに頼めば市販品で外観をスワップするケースを売っているが、それでは20年間を共にしたギアに申し訳けないと考えた。
正直なところ遊び屋工房さんの商品は素晴らしいと思っているが愛着の方が優っていた。
そこで、何とかポン付けしてみる事を考えた。
こういう楽しみが得られるのもIGTの良さだ。
まずは参考となる先駆者がいないかネットで検索。
確かにIGTに取り付けている強者がヒットした。
蓋を兼ねた風防の部分も取り外しできる事も同時に確認した。
ネットの情報を参考にしながらも自分流に考えてホームセンターに何度も向かった。
まず、コールマンツーバーナーはIGTフレームの枠よりも大きい。上から搭載しても乗っかるだけで見栄えは良くない。
下から取り付けてIGTにぶら下げるしかないと結論に至った。
ホームセンターでまず探したのはフレームにぶら下げるパーツで自分で加工できるもの。
ホームセンターはカットこそしてくれるものの細かな加工は自分でやるしかない。
当然素材はステンレスでは加工が難しいので、加工しやすいアルミを選ぶ。
素材的には強度が低いので、それを補うような形か、曲がりにくい縦方向で利用するか考えた。
私の行き着いたのはアルミの角材。
これは後に天板にするシナベニアの厚みとの関係で結論に至った。
そしてアルミの角材を買ってIGTサイズに加工した。
角材は1センチ幅と2センチ幅の角材。
加工はこんな感じ
これでIGTに吊り下げる準備が整った。
この後、また悩む事になる。
ツーバーナーを加工せずにどこを利用しようか、そして何を使ってどのように吊り下げるか。
ツーバーナーには空気孔が何個か空いている。
これを上手く利用しない手はない。
そしてホームセンターで素材を物色した。
行き着いたのはステンレス製でメッシュのような穴がたくさん空いたステンレス板だった。
これなら穴あけ加工せずに柔軟にツーバーナーを抑え込める。
また、偶然にもぴったりサイズに出くわした。
これしかない!
それと、コールマンの穴とを繋げるボルトと大きな通気孔を塞げるワッシャー。
さらに現地で工具無しで容易に取り付けできる事を考慮して蝶ナットを利用する事にした。
これでバッチリ行けると確信が持てた。
自宅ですぐに加工してみた。
そして思惑通りにIGTにぶら下げる事に成功した。
ここで問題が出てきた。
コールマンツーバーナーはIGTの2ユニットを超える大きさで2.25ユニットを占領した。
こうなると、余った0.75ユニットをどう埋めるか。
当時はクォーターユニットのステンボックスがなかったから、何かで埋めなければいけない。
またDIYするしかない。
クォーターユニットの天板加工。
ここもせっかくDIYするのだから、パイルドライバーが通せる穴の加工と、天板同士が重なった時に持ち上げやすいように一部表面を湾曲するような加工を入れた。
合わせてせっかく吊り下げている2.25ユニットのツーバーナーを使わない時に天板があればテーブルとしても有効活用できるのではないかと夢が膨らむ。
天板の件は今回の構想の初めからから考えていて、候補としてシナベニアを想定していた。
だが厚み8ミリではGTのユニットの落ち込みツライチにならない。
次のサイズとなると1.2ミリだった。
そこでアルミ角材の厚さ2ミリでちょうどツライチになると考えていたからだ。
シナベニアで3ユニット以上の幅があるものを購入し、ツーバーナーに被せる天板と、先に書いたクォーターユニット分の天板を作成した。
ここで欲が膨らみもう一工夫したい。
ツーバーナーの利用直後にでも天板を被せられたらすぐにテーブルとして使えるはずと考えて0.5ミリ厚のステンレス板をシナベニアに貼り付ける事にした。
さらにボンドではなくねじ込みたい。
こんな理由で作ったのがこちら。
こちらがおもて面、当然ニス加工済み
こっちはステンレスを貼った裏側で、
しっかりビス留め
思いのほか上手くいき、実際にフィールドで使ってみると色々と思うことが出てきた。
まずはIGTを830脚で利用した際の下のスペースの有効活用がないか。
そうだ、IGT周辺で水を使いたい。
そこで下部のスペースにポリタンクが置ければ便利だ。下に台を置く事も考えたがスッキリさせたい。
そこでメッシュ状のステン板の穴にフックを付けて追加調達したシナベニア加工して、それをロープで吊るす事でポリタンク置き場を作った。
利便性と低重心で安定度が増した。
さらにまだまだ追求は続く。
天板を外した時の置き場に困り有効活用がないかを考えていた。
そんな時、いつも近くに置いているスノーピークのネットラックの天板としてピッタリサイズな事に気がついた。
ただ置くだけでは落ちやすい。
簡易的に止める方法がないか。
この時、ステン板を天板裏に貼った事で加工がしにくい事に気がつく。
加工せず、接点の相性がいいものを考えた結果が吸盤だった。
ネットラックに吸盤を取り付けるにはネットラックの上に出ているバーを利用するしかない。
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今でも便利に活躍してくれている。
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